ポケモンSV s3使用構築 最終65位
s3お疲れさまでした。いやお疲れさまでしたってお前誰やねん、と思われているかもしれませんが7世代の頃にあずきあずさというTNで潜っていたプレイヤーです。知ってくださっている方が少なからずいるのでは、と勝手に思っています。
今季というかs1からずっとTNあ で潜っていました。当たった方は対戦ありがとうございました。1ROMですし他に あ のプレイヤーを見たことがないので匿名TNではないです。
自分語りが長すぎてもおもしろくないと思うのでさっそくですが構築経緯に移ります。
構築経緯
自身が構築を組んでいく際のオーソドックスな並び(受け2攻め1)がキョジオ絡みにいつまでたっても選出択から抜けられないと感じ、広汎的なクッション1、数値と耐性の補完に優れた攻め2の形で最低限のサイクル戦を行うことからスタートしました。
クッションを考えるうえで、ヘイラッシャのような物理に厚く特殊は柔いといったコマ(逆も然り)は特殊との偶発対面がケアできず、あくびで無理やり流せてものちに役割対象であった物理ATで詰んでしまうと感じ、物理特殊両方を受けきるのではなく流すことができ、ステルスロックによりサイクル回数の減少、裏を通すルートへの切り替えが狙えるカバルドンを広汎的なクッションとして採用。
攻めの2枚はタイプ、特性が唯一無二であり構築を組む上での様々な要素をスキップできるサーフゴーと、その補完に優れているかつ環境に多いセグレイブに対面有利(だった)サザンドラを採用しました。
ここまでの並びで感じていた欠陥が、あくびステロ展開に持って行けた際に積み技が存在しておらずアドバンテージとなりづらい事、相手の受け寄りの構築(キョジオ絡み)に対して崩しが存在せずサイクル不利となってしまうことの2点であったため、サザンドラの裏にもう一枚軸となる、サーフゴーとの補完に優れたカイリューを採用し、基本選出をカバルドンサーフゴーカイリューorサザンドラとしました。
上記ではやはり受け寄りの構築に対する崩しという問題を解消できていないため、裏選出として素早さに振った剣舞ドドゲザンを採用。それでもたまに対面構築(ミミガッサ)にキョジオーンを突っ込んでいる構築が存在してドドゲザンを出しづらすぎたため、タイプが優秀で腐りづらい剣舞フェアリーテラスタルミミッキュを採用して構築が完成しました。
構築コンセプト
・ステルスロックを絡めた最低限のサイクルから攻めへ切り返す
・積みによる崩し
個体紹介
カバルドン @オボンのみ テラスタルドラゴン 慎重H252B116D140
じしん あくび ステルスロック ふきとばし
幅広い相手に対するクッションとしての活用はもちろん、相手の構築によっては出し負けをケアできない際に初手置きして展開を作っていました。(最終日は初手置きが殆ど)
技構成に関しては完結しており、入れたい技はあっても抜くことのできる技はないと思っています。
竜テラスタルは初手のテツノドクガを意識。眼鏡のみ考慮であれば岩テラスタルのほうが圧倒的に強いものの、草や水テラスタルのブーストエナジー持ちに対してもステロあくびの展開に持ち込めると考えドラゴンにしました。しかし実際には眼鏡にしか当たっていないかつほぼ全員突っ込んでくるため地震で対面処理しています。(一応引かれても耐性がつくので2サイクル目で後投げが可能に)
その他にも水ロトムに対して耐性がついたり、いわとは違い相手のセグレイブ等、様々なポケモンが持っているじしんが抜群でない点も優れていると感じています。
砂とステルスロックの削りは唯一無二であり、まだまだ最前線で活躍できる最高のポケモンでした。
(追記:もっと効率のいい振り方があるみたいです。すみません...)
サーフゴー@こだわりスカーフ テラスタルはがね 臆病H100B4C212D20S172
ゴールドラッシュ シャドーボール トリック わるだくみ(10まんボルト)
さまざまなポケモンを上から縛ることのできるこだわりスカーフ持ちのポケモンの中で最も単体の性能に優れていると個人的に感じていました。
ハバタクカミやテツノツツミといった高速ポケモンは役割破壊テラバースト(ex:ジバコイルに対するテツノツツミの地面テラバースト)まで考えると受けに回ることが難しく、かといってマスカーニャのような上からの処理が前提の低耐久スカーフはブーストエナジーや相手のスカーフに対して有利不利が逆転してしまうため、早ければ1発耐え、火力アップアイテムであれば上から縛ることができるサーフゴーは非常に扱いやすかったです。
技構成に関してはタイプ一致2ウエポンとトリックは確定。タイプ一致技はいわずもがな、タイプの補完を意識していたおかげで詰め筋や起点の作成ができるトリックも非常に強力でした。
ラストの1枠はテツノツツミが水テラスタルを切った際に一撃で落とすことができないため10まんボルトを採用していましたが、純正の受け構築に対してステルスロックを絡めて一生釣り交換を繰り返す以外の勝ち筋が存在していなかったため最終日にはわるだくみを採用しました。どちらにせよこのポケモンは上3つの技しか打たないためなんでもいいと思います。
テラスタルははがねでゴールドラッシュの火力を上げるほうがノーマルの耐性変化に比べて相手の行動に依存しない詰め筋を作れると感じてはがね。実際ステルスロック+テラスタルはがねの火力アップにより、引かれると特攻-1になって相手が落ちなくなる、などの択を解消することができたため正解であったと感じています。
特性および耐性が優秀であり見せ合い画面での圧力も高く、キノコのほうしやあくびの一貫が切れることから、採用するだけで構築の完成度が上がる非常に強いポケモンでした。
サザンドラ@こだわりメガネ テラスタルはがね 臆病CS252B4
りゅうせいぐん あくのはどう ラスターカノン かえんほうしゃ
サーフゴーとのタイプの補完に優れているかつ、セグレイブハバタクカミヘイラッシャといった環境のスタンパには明確な特殊受けが存在していないことから、かなり一貫させやすいアタッカーでした。
段々とセグレイブがサザンドラに対してでんきやほのおテラバーストを初手の段階で打ってくることが多くなってきたため、最終的にはカバルドンを初手に選出して裏から通すプランを取っていましたが、それでもかなり動きやすかったです。
技構成に関してはタイプ一致二つと、テラスタルにより一致かつフェアリーへの打点であるラスターカノンまでは確定。かえんほうしゃはあまり打つことがなかったため、セグレイブ対面でうちやすいだいちのちからやゲームメイクがしやすくなるとんぼがえりも面白いと思います。
テラスタルは見え透けていてもなお強力であるはがね。特筆することはありませんが、素のタイプがサーフゴーとタイプの補完に優れていることから切るタイミングに関しては常に注意していました。
カイリュー@ゴツゴツメット テラスタルノーマル 意地H196A204S108
サザンドラ同様サーフゴーとの補完に優れているかつ、積み技を持っている物理アタッカーとしてサザンドラとは異なる役割を果たしてくれていました。
若干時代に取り残されたカイリューということもあり単体の性能に目を見張るものがあったかといわれるとそうではなかったのですが、数値と特性が優秀すぎることから単純なキャラパワーによる制圧を何度も見せてくれました。
カバルドンのステルスロックおよび砂と自身の持つゴツゴツメットの定数によりヘイラッシャの突破も立ち回り次第では可能であることから、そこまで受けのポケモンを意識せずに対面的なポケモンとの打ち合いを意識した型にしています。
テラスタルは純粋に強いノーマル。ノーマルでもサーフゴーとの補完に優れているため強力であると考えていましたが、どちらかというと地面の一貫のほうが気になっていたためサザンドラ同様テラスタルを切るタイミングには気を付けていました。純粋に最後に積んで一貫を作りに行くタイミングでテラスタルを切ることが多かったように感じます。
ドドゲザン@メンタルハーブ テラスタルあく 意地H156A252S100
受け気味の構築に対して選出する枠。仮想敵がキョジオドクガのような構築であり、キョジオーン入りは取り巻きの多様化を考慮してステルスロックを絡めて積んだ後に様々な相手の裏を上から縛れるようにしたかったためふいうちを持つドドゲザンを崩し枠として採用。
また、個人的に受け構築に対して汎用性を損なうようなピンポイントのメタをはったポケモンを採用することがもったいなく感じるため、相手の並びによっては受け以外にも選出が可能なドドゲザンは非常に好きな性能をしていました。
シーズン終盤にはテツノカイナが採用されるようになっていたりと、結局キョジオーン入りに対しては取り巻きによって選出択から抜けることができなかったため、キョジオーン入りの数によってはこの枠をキョジオーン入りピンポイントのメタ枠にしても良いのかな、とも考えています。すごくもったいないけど。
素早さは最終日前日まで準速で使っていましたが、相手のゴツゴツメットやテラスタル後の砂で削りきられてしまったり、相手が先制で殴ってくるふいうち択などでHPに振ったほうが得をするのではないかと感じてすばやさを24振りアーマーガア抜きまで抑えることにしました。
持ち物に関しては最終日渦アンコールカイリュー入りのどうあがいても勝てない並びに当たっため急遽メンタルハーブに変更。それまではヨプのみやくろいメガネを持たせていました。結局最終日にそれ以外で渦アンコールカイリューにあたることはなかったのですが、選出の段階で渦アンコールを気にしないでよくなったり、一度テツノツツミのアンコールに対して発動したりとそれなりの活躍をしてくれていたと感じています。
ハサミギロチンさえなければビジュアル、性能ともに9世代における最も好きなポケモンと言っても過言ではないだけに、ギロチンを振り回すバカが消えないのは非常に残念です。
ミミッキュ@いのちのたま フェアリーテラスタル 陽気AS252H4
じゃれつく シャドークロー かげうち つるぎのまい
汎用枠。7世代でも剣舞ミミッキュを使っていたのですが、当時よりも明らかに動きやすいなと感じる場面が多かったです。
採用当初は対面的なキョジオーン入りに対して崩しを行う目的で採用していましたが、実際にはそれ以外のヘイラッシャのような受けが存在しない対面的な構築に刺さっていると感じる場面が多く、相手の対面的な構築にカバルドン+ミミッキュといった投げ方を多くしていました。
積みアタッカーであることはもちろん、相手の一貫しそうな攻めのコマが存在する際に裏置きすることでストッパーとしての運用ができたりと、純粋なキャラパワーの高さを感じたため採用理由とは異なり選出の機会が非常に多かったです。
テラスタルはフェアリー。先述したキョジオーンに強く出るために採用したフェアリーですが、ふいうちを半減で受けることができるためドドゲザン入りにも臆さず選出できるようになり使い勝手が非常に良かったです。カイリューのしんそくが通るようになることだけ念頭に置いてテラスタルのタイミングを考えていました。
処理ルートが曖昧になりがちなコノヨザルに強い点を評価して最速で採用していましたが、絶妙に火力が足りない場面が存在していため意地でもいいのかもしれません。
TN あ 最終65位
SVはシーズン1に300戦、シーズン2に100戦いかないくらい潜っていたのですが本当に勝てなくてムカついていたため今シーズンは全力で取り組みました。
結果としては65位とパッとせず自身の目標としていた30番以内にも届かなかったのですが、最終日には明らかに上振れの波が来ていたタイミングでもプレイングで勝ちきれず、シーズンが終わった今となっては妥当な順位なのかなあ、と感じています。
自分より上で戦っているプレイヤーの強さを実感したり、最終日に順位チキンレースができることの楽しさを思い出したりと収穫も多かったため、燃え尽きない程度に今後も自分のペースで潜っていきたいと思います。
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